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社会人に適した矯正治療とは?

最近では口元への美意識が高まり、社会人でも矯正治療をする方が増えてきました。

ですが、矯正には興味があるけれど、「時間がとりにくい」「治療中の見た目が気になる」「しゃべったり食べたりしにくいのでは」、といった社会人ならではの悩みがあるでしょう。

 

この記事では悩みを解決に導く、社会人に適した「裏側矯正」「マウスピース矯正」「部分矯正」の3つについて解説します。

1 社会人にとっての歯列矯正治療の特徴

歯列矯正とは、歯ならびの悪さを美しく整えて噛み合わせもよくする歯科治療です。

整った歯ならびになると、笑顔に自信がつき、清潔感を相手にあたえます。

特に営業職や接客業のように人と対面する職業であるほど、相手に与える印象は大事ですよね。

 

矯正治療が必要な状態には、出っ歯(上顎前突)、受け口(反対咬合)、八重歯・乱ぐい歯(叢生)、開咬などがあります。

子どものときに矯正治療をする人が多いですが、時期を逸してしまって社会人になってから必要性を感じる人も多いでしょう。

 

社会人が矯正治療をするメリットやデメリットについて説明します。

1-1 社会人の矯正治療のメリット

社会人になってから歯列矯正治療をするメリットは、おもに3つです。

・コンプレックスを解消できる

歯列矯正のもっとも大きなメリットは、歯ならびの悪さからくるコンプレックスの解消です。

「笑うときについ手をあてて、心から笑えない」「食事中も他人の目が気になる」などの悩みを解決します。

「リラックスして自然に笑える」「気持ちが前向きになる」「積極的に人と付き合える」ようになって、商談や接客にも効果を発揮。だんだん、性格にもプラスの影響をあたえるようになるでしょう。

・虫歯や歯周病予防になり、お口の健康が全身の健康をサポート

歯列が整うと、歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスなどのお手入れがしやすくなります。

お手入れがしやすくなることで、虫歯や歯周病になりにくくなります

また、歯ならびがよくなると、噛み合わせも同時によくなりしっかり噛めるため、消化器官への負担を減らすことも可能です。

・治療計画が立てやすい

子どものときは、成長過程にあわせて治療が進みますが、おとなの場合は成長が止まっていますから、いつ開始しても大丈夫です。

また、治療計画にもとづいて治療がいつ終わるかの予定がわかるため、治療費用が予定以上にかかるリスクを軽減できます。

1-2 社会人の矯正治療のデメリットと気になるポイント

社会人の歯列矯正で気になるデメリットを3つ紹介します。

・治療中に装置が目立たないか気になる

治療が終われば、きれいな歯ならびになってコンプレックスが解消するとわかっていても、治療中に他人の目が気になるもの。

一般的な金属製の治療器具を歯の表側に貼りつける、目立つイメージが大きいためです。

最近の歯列矯正では、見た目の悩みを軽減する「裏側矯正」などの治療方法があります。

・治療中の痛みやお口のなかの違和感

歯列矯正は歯の根っこを少しずつ動かす治療なので、人によっては痛みを伴う場合があります。

また治療中は、矯正器具を装着したままになり、食べるときの違和感や舌が触れることでの不快感がある人がいるのもたしかです。

そんな悩みを解決するのが、取りはずしができる「マウスピース矯正」です。

・治療期間が長く歯磨きがしにくい

矯正治療は何年にもわたるイメージがあり、その間違和感や痛みがガマンできるかどうか、不安になる方もいるでしょう。

また長期にわたる治療中、矯正器具を装着することで歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病になってしまう可能性があります。

歯ならびによって選択できる「部分矯正」は治療期間を短くする治療方法です。

2 デメリットを解決する|裏側矯正・マウスピース矯正・部分矯正

社会人の歯列矯正治療のメリットとデメリットをみてきました。

デメリットを軽減するための治療方法、「裏側矯正」「マウスピース矯正」「部分矯正」の3つを紹介し、解説します。

2-1 矯正治療を目立ちにくくする裏側矯正の特徴

裏側矯正は、その名の通り歯の裏側に装置を付ける治療方法です。

社会人になると、矯正治療をしていることをあまり他の人に知られたくないと考える方も多いでしょう。

裏側矯正なら自然な印象の口元を崩しませんので、見た目が気になる方におすすめです。

・自然な口もとを演出できる

通常の会話や食事では、装置がほかの人の目に触れる可能性はほぼありません

近くで口もとをじっと見られても、大きな口を開けて笑わないかぎり、違和感を持たれないでしょう。

・表側に装置を装着できれば裏側矯正が可能

歯ならびによって裏側矯正ができないケースもあるかどうは、気になるポイントでしょう。

表側から歯列矯正できれば、ほとんどの場合裏側矯正が可能です。

・慣れるまでしゃべりにくさがある

裏側矯正の装置をはじめてつけたとき、前歯の裏に舌を近づけると装置に触れるため、しゃべりにくさがあります。

ですが長くても2~4週間程度で慣れてきますので、日常的な会話で不便を感じなくなるでしょう。

・裏側矯正の費用は表側の治療よりも割高

裏側矯正は装置の調整に時間がかかるなどの理由から、表側に装置をつける治療よりも割高になります。

上下とも裏側矯正治療をおこなうと、120万円程度かかります。

2-2 取りはずしのできるマウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明に近い矯正装置を用いる歯列矯正治療です。

マウスピースの装置は歯の表側にもかぶさるため、目立たないとはいえ見つめられれば気づかれます。

最大の特徴は、取りはずしができることです。

・目立ちにくい矯正装置

マウスピース矯正装置は薄く透明に近いため、ぱっと見ただけでは気付かれにくいです。

写真撮影をしても装置が悪目立ちしません。

そのため、目立ちにくい装置を使いたい方におすすめです。

・取りはずせるので食事がしやすく衛生的

マウスピース矯正の最大のメリットは取りはずせること。

治療中も食事が今までどおり楽しめます。

また歯磨きもしやすいので、虫歯になりにくいでしょう。

・治療段階にしたがって装置を交換する

マウスピース矯正は、治療段階に応じて矯正装置を交換しながら、歯ならびを整えます。

通常、治療スタートから完了まで歯の動きをシミュレーションします。

どの段階にあるのか自分の目で確認するため、自己管理が必要です。

・痛みや不快感が少ない

ワイヤーを使用する矯正器具はお口のなかの舌や粘膜に当たって、慣れるまで痛みや違和感があります。

マウスピース矯正の装置は柔軟性があるのでお口のなかを傷つけず不快感も少ないでしょう。

・症例によっては長くかかるが費用は変わらない

ひどい乱ぐい歯など歯ならびの状態によっては、治療期間が3~4年におよぶ症例もありますが、長くなっても当初決められた費用が高くなりません。

 

ただし、著しく歯ならびが乱れていたり、抜歯を伴ったりする場合はマウスピース矯正がむつかしい場合があります。

費用は歯ならびの程度によって差があり、上下で35~90万円程度です。

2-3 治療期間が短く費用が安い部分矯正

歯ならび全体を長い期間をかけて治療するのは勇気が必要ですね。

見た目を優先して、前歯の歯ならびだけを短い期間で費用も安く整えたい方に向いているのが、部分矯正です。

従来のワイヤーを用いた矯正とマウスピース矯正のどちらも対応できます。

 

治療期間が全体矯正よりも短く、短ければ3カ月ほどで治療が終わる場合もあります。

治療費は、全体を矯正するときの1/3~1/2に抑えられるのも大きな特徴です。

 

一見前歯だけが乱れているように見えても、原因が奥歯にある場合は部分矯正で治療できませんので、歯科医師によく相談しましょう。

まとめ 見た目が気になる社会人のための矯正治療

社会人として、口もとのコンプレックスを解消して爽やかな笑顔を手に入れるために有効な手段が歯列矯正治療です。

普段人と会う機会が多い場合は装置が目立つと気になりますよね。

そんな方におすすめの「裏側矯正」「マウスピース矯正」について解説しました。

また、治療期間が短く費用も抑えられる「部分矯正」は前歯だけを矯正したい方にぴったりの治療方法です。

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