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子供の矯正って何歳からやればいいの?

「子供の歯並びを綺麗にしてあげたいけど高いのかな」

 

「子供の矯正って何歳からできるんだろう」

 

綺麗に並んでいる白い歯は、とても美しく爽やかです。

歯並びが悪いとコンプレックスにもなり、時には健康にも影響を与えます。

 

やはり親としては子供の歯並びを綺麗に整えてあげたいものです。

 

しかし一般的には高額と言われている矯正の治療費。

子供の場合はいつから始められるのかなど疑問も湧いてきます。

 

疑問点を事前に知っておくことで、矯正治療の計画が立てやすくなります。

 

それでは、子供の歯の矯正について詳しく解説します。

1. 子供の矯正は何歳から始められるのか

「子供に歯の矯正治療を受けさせたい」

 

親として自分の子供を綺麗な歯並びにしてあげたい。

そんな時に気になることがいくつかあります。

 

「何歳から始めたら良いのかな・・」

 

そもそも子供の歯の矯正は、何歳から受けられるのか。

子供がまだ小さい時期であれば、特に気になることです。

 

実は子供の歯の矯正治療は、歯科医師によって考え方が様々です。

これを踏まえて子供の歯列矯正を検討する必要があります。

1-1 子供の矯正は早くて3歳からが一般的

乳歯が生えそろっている状態で矯正が開始されることが一般的です。

(歯が生えそう前に矯正を開始する歯科医師もいます)

 

実は子供の矯正の時期については規定がありません。

そのため各々の歯科医師の判断に委ねられています。

 

親が子供を安心して任せられる歯科医師であることが大切です。

3歳児検診や、デンタルチェックの際に聞いてみるのもひとつの方法です。

 

歯科医師ごとに考えが異なりますので、事前に問い合わせましょう。

1-2 子供が治療に耐えられることも大切

子供があまりにも小さいと治療を受けることが困難な場合があります。

 

矯正の専門医ではなくても、小児歯科は子供の扱いにも慣れています。

結果的に子供も安心しますので、掛かりつけの歯科医師が理想です。

 

それでも矯正については、子供の将来的な歯並びのために充分検討する必要があります。

矯正の専門医も踏まえ、気になる歯科医師がいれば事前に問い合わせをしましょう。

2. 年齢ごとの治療法

「子供がまだ小さいけど、どんな風に矯正するのかな・・」

 

子供が小さかったりすると、いろいろ気になることもあります。

 

・乳歯しか生えていない

・すでに乳歯が抜け始めている

・まだ乳歯すら生えそろっていない

 

子供の年齢や骨格によって、矯正治療の内容も変わります。

矯正を考える際は、子供の年齢に合わせた治療を理解しておきましょう。

2-1 乳歯のみの場合は矯正より骨格をつくる治療

3歳程度から行われる矯正の治療は、後に生えてくる永久歯を想定しています。

そのため乳歯の歯並びではなく、永久歯のために骨格を整える治療です。

 

土台となる顎(あご)の骨を整えることで、永久歯が綺麗に並ぶようになります。

かみ合わせなどの異常がない限り、多くの歯科医師が行なっている治療方法です。

 

治療には取り外し式の装置の使用が一般的です。

状態が変化するごとに、適した装置に交換していきます。

 

歯科医によって、あるいは骨格の状態によって固定式の装置もあります。

2-2 乳歯と永久歯が両方ある場合の矯正治療

子供が小学生になると多くの場合、歯の生え変わりが始まります。

では乳歯と永久歯が同時に生えていると、どんな治療になるのでしょう。

 

この時期の歯列矯正は歯並びを整えつつ、土台となる骨格も形成します。

 

いわゆるワイヤーを使った一般的な歯列の矯正も行われます。

さらに装置を使った骨格を整える必要があれば同時に行います。

 

どちらかの治療、あるいは両方とも行うのかは詳しく検査をして決まります。

3. 子供の矯正にかかる具体的な治療費は?

子供の歯を矯正した場合、どのくらい治療費がかかるのでしょうか。

大人の場合と治療費に差があるのか、保険は適用されるのか、親としては気になるところですよね。

3-1 骨格形成(第一期)の治療費

取り外し式、及び固定式などの使用する装置は歯科医によって様々です。

乳歯のみ、あるいは歯列混合(乳歯と永久歯が並ぶ)で治療費も変わります。

 

歯科医師や治療内容により、¥30,000~¥200,000となります。

 

料金については公益社団法人 日本小児歯科学会より引用

http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/faq07.html#faq_d0705

3-2 歯の矯正(第二期)の治療費

12歳頃から行なう第二期の治療は、大人の矯正とほぼ同じ内容です。

骨格を整える装置と、ワイヤーを使って行なう矯正になります。

 

成長期の子供は歯列を整えやすいため、大人よりスムーズに行えます。

歯科医師や治療内容により、¥150,000~¥600,000程度です。

 

料金については公益社団法人 日本小児歯科学会より引用

http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/faq07.html#faq_d0705

3-3 第一期と第二期を同じ歯科医にするメリット

早期に治療を開始すると、第一期と第二期の両方を行うことがあります。

この場合、第一期から定期的に装置を変えながら継続します。

 

第一期の骨格を整える治療で綺麗な歯並びが想定されることがあります。

その場合は定期検診を受けるだけで、第二期の治療を受けずに済みます。

 

一方で治療が二期に渡る場合、治療費を調整(減額)しています。

第一期から子供の矯正を行う際は、事前に歯科医師に相談しましょう。

3-4 健康保険が歯の矯正に適用されるケース

先天的な以下のような異常の場合、歯の矯正に保険が適用されるケースがあります。

 

①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療

②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療

③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療

 

参考リンク:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは:http://www.jos.gr.jp/facility/

(引用元:公益社団法人 日本矯正歯科学会)

 

通常は3歳児検診の際に異常があれば、歯科医師から治療を勧められます。

4. 【まとめ】子供の矯正って何歳からやればいいの?

子供の歯を矯正する場合、一般的には3歳頃から開始されています。

目安としては、乳歯が生えそろっているということです。

(実際には0歳児でも、顎の骨を整える治療を行なう歯科医師もいます)

 

日頃の生活が問題なければ、3歳児検診でチェックしてもらいましょう。

 

治療費については一定ではありません。

歯も生え変わり、骨の成長が終わっていないことも影響しています。

 

そのため歯科医師ごとに治療方法も治療費も様々です。

子供の矯正を行う前に、歯科医師に問い合わせておきましょう。

 

歯の矯正という長期にわたる治療は、歯科医師との信頼関係が重要になります。

治療前だけでなく、治療中にいつでも相談できることが安心につながります。

 

金額だけでなく、治療方法も納得できる歯科医師を見つけることが大切です。

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