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「叢生(歯のがたがた、口ゴボ、八重歯)」を治したい!治療法とは?

「八重歯がチャームポイント」

と呼ばれていた時代はもう古い!

 

今では、八重歯も歯並びが悪い人の特徴になります。

八重歯の他にも、ガタガタしている歯が嫌で、歯並びをコンプレックスに思っている方も多いのではないでしょうか。

 

歯並びを綺麗にすることは、見た目のコンプレックスだけではなく、多くのメリットがあります。

 

そこで、本記事では叢生の治療法やメリット、デメリットについて解説していきます。

1 どうして叢生になるの?

まず、叢生とは、歯が重なり合ってデコボコしている歯並びのことです。

歯が生えている位置が複雑になっていることから、乱杭歯(らんくいば)とも呼ばれています。

 

では、なぜ歯が正しい位置に生えないで、叢生になってしまうのかは、大きく分けて次の2つの原因があります。

 

先天的原因

後天的原因

 

自分の叢生の原因がどちらに当てはまるのかを、詳しく見ていきましょう。

1-1:先天的原因

先天的とは、生まれつき持っている物で、変えられない現象のことです。

つまり、遺伝になります。

親からの遺伝が原因で、歯並びが叢生になってしまうことがあるのです。

 

例えば、次の3つは遺伝が原因の歯や骨格の状態です。

 

歯に対して顎が小さい

顎に対して歯が大きい

歯が大きく顎は小さい

 

上記の各条件が揃うと、歯が生えるスペースがなく、色んな方向に生えてしまい、デコボコした歯並びになるのです。

1-2:後天的原因

後天的原因とは、生まれた後に身についたことが原因になることです。

 

叢生には、主に次の2つの後天的原因があります。

 

歯の交換

悪習癖

 

・歯の交換

 

乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)への交換が上手くいかないと、叢生になる可能性があります。

 

例えば、永久歯が歯茎の下から押していないのに、乳歯が抜けてしまったとします。

歯は隙間がある方に移動する特徴をもっていて、永久歯が生えてくる前に早く乳歯が抜けてしまうと、隙間がある方に他の歯が移動していくのです。

 

本来その場所に生えてくる永久歯は、移動してきた歯によって、生えるスペースが無くなるので斜めに生えたり、生える位置が大きくズレて生えてきたりします。

 

・悪習癖

 

癖が原因で歯並びが悪くなっていませんか?

 

例えば、指しゃぶりは指を吸うことで、歯が前に押し出されて、歯並びがガタガタになります。

 

他にも、舌突出癖という癖があります。

舌突出癖は、舌を前に出しながら歯を押すことで、歯並びがデコボコになる癖です。

2 叢生の「デメリット」

次に、叢生のままでいる「デメリット」について解説していきます。

2-1:見た目に悩む

叢生は、歯並びが前後しているので、見た目が悪く見えてしまいがちです。

 

相手から「歯並びが悪いな」「歯がガタガタだな」と思われていないかと悩んでいる方も多いかも知れません。

 

見た目は治療しない限り治ることはありません。

2-2:虫歯、歯周病になりやすい

叢生は、虫歯や歯周病になりやすい口の環境を作り出しています。

 

例えば、歯が重なり合って生えているので、汚れを落とす技術が必要になります。

歯磨きが十分にできていないと、口の中の細菌が増えて、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるのです。

 

また、歯周病や虫歯の他にも、口臭が酷くなる原因にもなります。

 

2-3:歯科治療がしにくい

叢生の歯並びは、歯科治療がしにくいので、治療時間が長くなりがちです。

 

重なり合った歯は、術者からも見えづらく治療がしにくいのです。

2-4:歯に負担がかかる

歯が色んな方向を向いて生えているので、噛んだ時に強く力がかかっている部分があります。

逆に、全く噛んでいない歯もあるので、力がかかりすぎている歯の負担が大きくなります。

 

持続的に歯に大きな負担がかかると、突然歯が割れたり折れたりする原因になり兼ねません。

2-5:顎関節症を引き起こす

顎関節症は、耳の付け根辺りの関節が痛くなったり、口が開けにくいと感じたりする症状のことです。

 

顎関節症の主な原因は噛み合わせの悪さです。

 

叢生は、噛み合わせが悪いので、顎関節症を引き起こす原因になります。

 

3 叢生の治療法

叢生を治療する方法は、次の3つが一般的です。

 

ワイヤー矯正

部分矯正

マウスピース矯正

 

それぞれの特徴を見ていきましょう。

3-1:ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯並びを綺麗にする基本的な矯正治療です。

 

金属のワイヤーとブラケットを歯の表面に固定して、少しずつ歯並びを整えていきます。

一般的なワイヤー矯正は、歯の表側に装置を固定します。

 

そのため、表側に装置を取り付けるのに抵抗がある場合には、裏側矯正という治療方法があります。

 

裏側矯正は、歯の裏側に金属のワイヤーとブラケットを固定する治療方法です。

 

歯の裏側に装着するので、矯正していることが他人に知られることがないのが特徴です。

 

叢生の治療方法では、歯を綺麗に並べるスペースがあれば、抜歯をせずにワイヤー矯正をすることができます。

 

しかし、顎が小さくて歯が大きい場合には、抜歯をして歯を並べるスペースを確保してから、ワイヤー矯正を装着するケースもあります。

 

3-2:部分矯正

部分矯正は、「前歯なら前歯だけ」「奥歯なら奥歯だけ」と気になる部分だけに、金属のワイヤーとブラケットを固定して治療する方法です。

 

適応条件が軽度な症状の歯並びになるので、叢生の状態が激しい場合には適応できないことがあります。

3-3:マウスピース矯正

マウスピース矯正は、歯にはめて歯並びを整える治療法です。

 

治療方法は、コンピューターで矯正完了までの歯並びをシミュレーションした、マウスピースを段階によって付け替えていくようになります。

 

マウスピースは、透明なプラスチックで作られているので、矯正していることが見た目でわかりにくくなっています。

 

マウスピース矯正の適応条件は、軽度~重度と幅広い叢生の症例に対応可能です。

 

しかし、歯科医院によって取り扱っているマウスピースの種類が違うので、重度の叢生ではマウスピース矯正ができないケースもあります。

4 矯正治療をする「メリット」

矯正治療をして歯並びが綺麗になると、生活が快適になります。

特に、次の3つ矯正をする大きなメリットになります。

4-1:見た目が改善する

叢生だった歯並びが綺麗になると、見た目が大きく変わります。

 

ガチャガチャしていた歯並びが綺麗になっているだけで、スマートさが生まれます。

また、見た目が良くなると口元を気にしなくなるので、自然と笑顔が多くなります。

4-2:歯磨きしやすい

歯並びが綺麗になるだけで、歯磨きがしやすくなります。

重なり合った歯を歯磨きするのは大変。

 

 

歯ブラシが当たらない部分は、汚れが溜まりやすくなるので、歯石もできやすくなります。

 

しかし、矯正治療で歯並びが綺麗になると、歯が重なっている部分が無くなるため、歯磨きがスムーズです。

 

歯磨きがスムーズできることで、今までより歯磨きの時間が短縮できます。

4-3:噛み合わせが良くなる

噛み合わせが良くなると、次のようなことが起こります。

 

食べ物が良く噛める

今まで負担が大きくかかっていた歯の寿命が延びる

身体の不調が減る

 

歯の噛み合わせは、歯だけでなく身体にとっても重要なことです。

4-4:口内炎ができにくくなる

例えば、八重歯は唇側に生えているので、唇を擦りやすく口内炎になる確率が高まります。

 

正しい位置に歯を並べると、歯が唇に当たることが無くなるので、頻繁に口内炎ができるストレスから解放されます。

5 矯正するのは、見た目以上の大きなメリットがある

矯正治療には見た目は勿論、それ以外にも多くのメリットがあります。

歯磨きのしやすさ、口内炎ができにくいなどは、日常生活を快適にしてくれます。

 

例えば、口内炎がたまにできるくらいは、小さなストレスでも、頻繁にできるとなると、痛みもあるので、大きなストレスに感じる方もいるでしょう。

ストレスが常にあると、楽しく生活をするのが難しくなります。

 

矯正治療は、見た目は勿論、あなたの生活をより快適にするお手伝いをします。

是非、一度、担当医に歯並びを相談してみましょう。

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