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就職活動と歯並び

就職活動では、短い時間で自分のことをいかにアピールできるかが勝負です。これから就職活動にのぞまれる方は、自己PRや志望動機の書き方を学んだり、インターンシップに精を出す方も多いでしょう。

 

しかし、もうひとつ就職活動前にしておいたほうがよいことがあります。

それは、歯の矯正治療です。

 

今回は、就職活動における歯並びの重要性や、就職活動前に矯正治療を受けるメリットについて解説します。

1 歯並びひとつで相手に与える印象が変わる

歯並びがキレイに整った人に対して、みなさんはどういう印象を持つでしょうか?

 

清潔感、さわやか、性格がきっちりしていそう、などプラスの印象を持つ方も少なくないと思います。ここでは、歯並びが相手に与える印象についてお話します。

 

1-1: メラビアンの法則を知っていますか?

みなさんは「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。メラビアンの法則とは、話し手が聞き手に与える印象を「言語情報(話の内容)」「聴覚情報(声のトーンや話すスピード)」「視覚情報(見た目)」の3つに分けて数値化したものです。

 

この法則によれば、相手に与える3つの情報の割合は、視覚情報が55%と最も大きく、次いで聴覚情報が38%、言語情報が7%となります。このことからわかるのは、容姿やみだしなみ、態度やしぐさといった目から入る情報が、思った以上に相手に与える印象を左右するということです。

 

就職活動など大事な場面では、身だしなみを整えることはもちろん、歯並びをととのえることでより一層相手に良い印象を持ってもらえる可能性が高くなります。そのため、就職活動を始める前に矯正治療を受ける学生さんも少なくありません。

 

1-2: 欧米では歯並びが就職や出世に影響する

欧米では、歯並びが悪いと「自己管理がなっていない」とみなされるようです。そのため、歯並びが就職や出世に影響すると言われています。昨今では、日本に働きに来る外国人労働者も年々増えているので、日本にいながら外国人と同じ職場で仕事をすることも珍しくなくなりました。

 

「将来は海外で仕事をしたい」という方だけでなく、「外国人労働者の在籍するグローバル会社に入りたい」という方も、就職活動を始める前に矯正治療を受けられることをおすすめします。

 

2 就職活動前に矯正治療を受ける3つのメリット

就職活動前に矯正治療を受けると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、メリットを3つ紹介します。

 

2-1: 時間に余裕をもって治療を受けられる

矯正治療は、装置をつけ始めてから治療が終了するまで1~3年間ほどがかかるうえに、治療期間中は定期的な通院も必要です。社会人になると、仕事などで日々の生活が忙しくなり、一定の間隔で通院することがどうしても難しくなることがあります。

 

学生の時期で就職活動が始まるまでの間は比較的時間があるので、その時期までに治療を開始すれば、時間に余裕をもって矯正治療を受けることができます。できれば、入試が終わった頃あるいは入学と同時にスタートするのがベストでしょう。

 

2-2: 面接官に清潔感のある印象を与えることができる

面接官の中には、「整った歯並びや白い歯は印象に残りやすい」という声もあるようです。たしかに、歯並びの悪い人よりも歯並びのととのっている人のほうが、清潔感があって印象が良く見えるでしょう。

 

そのため、服装や身だしなみをととのえるだけでなく、歯列矯正を受けておくことで、面接官に好印象を持ってもらえる可能性がより高くなります。

 

2-3: 自信をもって人と話せるようになる

歯並びが悪ければ、誰かと会話をするときに相手の口元への視線が気になって、口を開けて笑ったり自分から何かを話したりすることがしづらくなります。また、歯並びのがたつきの程度によっては、活舌が悪くなることもあるでしょう。

 

矯正治療で歯並びを整えることによって、ハキハキと話ができるようになったり、人前に出ることもいとわなくなり、自分に自信がつくのです。

3 就職活動中に矯正治療をする場合はどの方法で治療すべき?

「就職活動前にはあまり積極的に矯正治療を受けることは考えていなかったけれど、就職活動を始めた友達から歯並びも選考に影響するらしいと聞いた。自分も就職活動が始まるのでなんとかしたい」そういう場合、就職活動中にもできる矯正治療方法はあるのでしょうか。

3-1: マウスピース矯正ならほとんど目立たない

マウスピースは無色透明で薄いので、つけていてもほとんど目立ちません。また、自分で着脱できるので、説明会や面接の時だけはずすこともできます。

 

しかし、マウスピースは1日20時間前後つけていることが必要です。1日に3つも4つも会社説明会や面接をはしごしていると、装置をはずす時間が長くなり、その分治療も長くかかる可能性もあります。

3-2: 裏側矯正(舌側矯正)も周りにばれにくい

歯の裏側にブラケットをつける裏側矯正(舌側矯正)も、周りの人にばれにくい治療方法のひとつです。

 

ただし、矯正治療を始めてしばらくは舌に装置があたってしゃべりづらさを感じたり、口内炎になりやすいことがデメリットです。しかし、装置をつけて数週間もすれば慣れるので、慣れてしまえば選考に影響することもあまりないでしょう。

3-3: 表側矯正の場合、矯正装置が見えると印象が良くない?

費用やメリット、デメリットを総合的に考慮して、就職活動中にも歯の表側に矯正装置をつける表側矯正をせざるを得ない場合もあるでしょう。もし矯正装置をつけたまま会社の採用面接にのぞまなければならなくなった場合、面接官に良くない印象を持たれるのではないかと不安に思う方も多いと思います。

 

しかし、矯正装置をつけているのが面接官に見えても、選考で不利になることはありません。むしろ、「積極的に自己管理をしようとしている」「意識が高い」と相手に好印象を与えられるといいますので、表側矯正の装置をつけていても安心して面接を受けることができそうですね。

4 就職活動前に矯正治療とあわせて受けたい歯科治療

矯正治療と同時に、もしくは矯正治療の前後にあわせて受けておきたい歯科治療があります。いずれも歯をより美しく見せるのに役立つものなので、気になるものがあれば担当の歯科医に相談して治療を受けてましょう。

4-1: PMTC

PMTCとは、Professional Mechanical Teeth Cleaningの略で、歯科医や歯科衛生士による専用の器具を用いた歯のクリーニングのことを指します。PMTCは歯面にこびりついたバイオフィルムと呼ばれる細菌のかたまりを除去し、フロスや歯間ブラシを使って汚れをていねいに落とします。その後、歯をツルツルに磨き上げます。

 

保険診療内でもクリーニングは受けられますが、PMTCでは歯に汚れがつきにくくなったり、細菌の繁殖をおさえられる点がメリットです。

4-2: ホワイトニング

コーヒーやワイン、カレーなど色の濃い飲食物が好きな方は、歯に色素が沈着して歯の着色汚れが起きやすくなります。歯並びをきれいにするだけでなく、歯の色もきれいにしたい場合は、ホワイトニングを受けることをおすすめします。

 

マウスピース矯正の場合は、マウスピースがそのままホワイトニングの薬剤を入れる容器として使えるので、矯正治療とホワイトニングを同時並行で進めることができます。

 

一方、ワイヤー矯正の場合は、矯正治療が終わってから行うのが良いでしょう。「ワイヤー矯正をしているけれど、どうしても矯正治療中にホワイトニングを受けたい」という場合は、裏側矯正であればホワイトニングを同時にできる可能性もあります。担当の歯科医に一度相談してみるとよいでしょう。

 

 

ひと昔前、「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりました。見た目が9割、まではいかないまでも、見た目は自分が人に与える第一印象を左右するものではあります。服装や身だしなみをととのえることはもちろん不可欠です。それとあわせて、矯正治療をして歯並びもととのえると、自分に自信がつき、就職活動によりいっそう前向きに取り組めるようになるでしょう。

 

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