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矯正治療をおすすめしないケースとは?

「美しい歯並びのために矯正治療を行いたい」

 

そして少しでも早く、綺麗な歯並びを手に入れたいと思うのではないでしょうか。

しかし実は、どなたでもすぐに矯正治療を開始できるわけではありません。

 

場合によっては、矯正治療そのものをおすすめできない方もいるのです。

 

歯科矯正は数年に及ぶこともある治療でもあり、治療費も決して安いわけではありません。

そして繊細で丁寧な治療を行うことで、綺麗な歯並びを手にするのです。

だからこそ、矯正治療には注意すべき点がいくつかあります。

 

それではどのような方に、矯正治療はおすすめできないのでしょうか。

1. 歯並びの改善が第一の目的ではない人

矯正治療とは本来、美しい歯並びを目的としています。

しかしその一方で、歯並び以外の二次的な効果に期待している方もいるのです。

 

「偏頭痛になりにくくなった」

「肩こりや腰痛が楽になった」

「運動能力が大きく改善された」

 

このような話を耳にしたことがあるかもしれません。

 

例えば肩こりを例にあげます。

食事の際に食べ物を咀嚼(そしゃく)する力は数kg以上にもなります。

そこで噛み合わせが悪いと一部に力が掛かり、肩こりの原因になるというものです。

 

確かに正しい噛み合わせになることで、あごにかかる力は均等に分散します。

しかし肩こりや頭痛の原因は、歯並びだけによるものではありません。

人によって様々な原因から、特有の症状を生んでいるからです。

 

歯並びの改善によって、頭痛や肩こり、運動能力の改善などが保証されているわけではありません。

結果として、歯並びの改善以外に過度な期待がある方には矯正治療をおすすめできません。

2. 矯正前に大掛かりな治療が必要な人

矯正治療をご希望される方の中には、すでに虫歯や歯周病の方がいます。

このような場合、基本的には病気の治療を終えた後に矯正治療を開始することになります。

 

矯正治療を行う前に、しっかりとお口の病気を治療しましょう。

2-1. 虫歯の治療が大掛かりな場合

虫歯の度合いによって、治療にかかる期間が長引く場合があります。

神経にまで達するような虫歯や、抜歯せざるを得ないなどが該当します。

 

このような方はすぐに矯正治療を開始することができません。

2-2. 重度の歯周病の場合

進行してしまった歯周病の治療は、数カ月から1年以上に及びます。

その場合はまず、時間をかけて歯周病をしっかりと治療する必要があります。

 

矯正治療を開始すると、装置によりメンテナンスが行いにくくなります。

さらに、歯根や歯槽骨を動かすために健康な状態でなければいけないのです。

3. メンテナンスすることができない人

矯正治療は歯科医師が行う治療だけでなく、家庭でのメンテナンスがとても大切です。

きちんとした管理をすることで、綺麗な歯並びを手にすることができます。

 

そのためご自身での管理意識の低い方は、スムーズな治療を行えないことになるのです。

3-1. 歯磨きの習慣がない

矯正の治療中は装置の装着により、歯磨きなどのお手入れをしにくい点があります。

お手入れが不十分な場合、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。

 

特に歯周病が進行すると、歯の土台がグラついてしまうことになります。

場合によっては歯が抜けてしまうことにもなり、矯正治療の意味がなくなってしまいます。

 

病気にならないためには、ご自身での定期的なケアが非常に大切です。

うっかり忘れてしまったり、メンテナンスの習慣がない方は注意が必要です。

3-2. 装置の装着をしっかり行えない

マウスピース矯正や、治療後のリテーナー(保定装置)はご自身で取り外しできますので、管理を患者さんに一任することになります。

 

これらの装置はいずれも1日20時間は装着する必要があります。

食事と歯磨き以外は常に装着しておくイメージです。

 

しかし開始から日数が経つにつれて、管理がおろそかなってしまう方がいます。

装着したりしなかったりと、決まった装着時間を守れないというケースです。

装着時間を守れなければ、予定通りに矯正治療が進まなくなります。

 

すると結果的に、治療期間が大きく伸びてしまうことになりかねません。

 

また矯正治療後の保定期間であれば、リテーナーの装着はとても重要です。

装着の管理を怠ると、矯正した歯並びが後戻りしてしまうことがあります。

3-3. 定期的な検診を継続できない

矯正治療を行う場合は、定期的な検診が欠かせません。

 

装置の確認や、歯列のチェックはとても重要なメンテナンスです。

必要であれば装置の再調整を行うなど、欠かすことができない大切なものです。

 

このように矯正治療に欠かせない検診を忘れてしまう、または面倒になる方がいます。

すると予定通りの改善がないだけでなく、後戻りによってさらに治療期間が延びてしまうのです。

4. どうしても抜歯をしたくないという人

矯正治療をする際に、必ず抜歯をするというわけではありません。

しかし歯並びの状態や顎(あご)の構造により、抜歯を必要とする場合があります。

4-1, 親知らずによる抜歯

親知らずは20代から30歳頃までに生えてくる方が多いとされています。

すると幼少期から10代の頃に矯正治療をした方は、治療を終えた後に生えてくることになります。

 

親知らずが生えてくると、せっかくの綺麗な歯並びに影響を及ぼすことがあります。

このような症状を避けるためにも抜歯を行う必要があるのです。

4-2, 顎の構造による抜歯

人によっては顎の構造上、歯の並ぶスペースが確保されていない場合があります。

歯の土台となるスペースが狭く、歯が重なりすぎている状態です。

例えていうなら、3人掛けのベンチに4人が座っているということになります。

 

このような場合は抜歯により、歯が並ぶスペースを確保する必要があるのです。

4-3. 重度の出っ歯による抜歯

出っ歯の中でも大きく歯が外に出ている場合、前歯を大きく内側に戻す必要があります。

もし非抜歯のまま戻してしまうと、歯が綺麗に並ぶスペースが足りないからです。

 

そのような方は出っ歯を大きく内側に戻すために抜歯を行い、歯のスペースを確保します。

5. マウスピース型以外の装置を受け入れない人

治療を他人に知られたくないなど、目立たずに矯正治療を行いたいという方がいます。

しかし、お口の中の状態によってはマウスピースが使えない場合があるのです。

 

すきっ歯などの方が矯正治療を行う際は、歯を大きく移動する場合があります。

また、90°に近いような大きなねじれである場合も、同様に歯を大きく移動します。

 

これらのようなケースでは、ワイヤーを使った装置の治療になることがあります。

マウスピース型では、歯を動かせる範囲が限られているため使用できないのです。

6. 歯槽骨が少ない人

私たちの歯は、歯槽骨という骨によって支えられています。

その歯槽骨が歯を支えていることで、食事の際にしっかりと噛むことができるのです。

 

矯正治療は歯だけでなく、歯槽骨の中にある根の部分も一緒に移動させます。

 

その移動させた部分に歯槽骨が少ない場合、しっかりと歯を支えることができません。

移動した歯を十分に支えることができなければ、食べ物を強く噛むことができないのです。

 

原因は歯周病など様々ですが、場合によっては矯正治療を行えない可能性があります。

7. まとめ

美しい歯並びを作る矯正治療は長期間に及ぶことが多く、治療を受ける本人も根気が必要になります。

健康な歯の状態を保つための定期検診や、ご家庭での細かなメンテナンスがとても大切な治療なのです。

 

矯正治療を成功させるために必要と判断した場合は、ご自身の歯を抜くことも必要とされます。

これから矯正治療を始めたいと考えている方は、今回の記事のような点を踏まえておくと良いでしょう。

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