人生の中でも忘れられない、大切な日のひとつになる結婚式。
そんな記念すべき日を心からの笑顔で迎えたい。
歯並びが気になる方は、きれいな歯並びで大切な結婚式を迎えたいものです。
現在の歯科医院では、結婚式などに向けた一定の期間で行う矯正治療のプランも用意されています。
「いつから治療を始めれば結婚式に間に合う?」
「普通の矯正よりも費用は高いのかな」
そこで当記事では、結婚式を控えた方に向けた矯正治療のポイントについて解説しています。
歯並びが気になっている方、矯正治療を検討している方は、必要な期間や治療方法などを抑えておきましょう。
目次
1. 結婚式に間に合わせるための期間は?
「結婚式が決まってから矯正治療を始めても間に合う?」
大切な日を美しい歯並びで迎えるには、いつ矯正治療を始めたら良いのでしょうか。
すべての歯科医院ではありませんが、短期間の矯正プランを行なっている歯科医院があります。
ただし、まずは患者さんの状況によって矯正治療に必要な期間も変わる点を認識しておきましょう。
・患者さんの歯並びの程度や状態
・全体の矯正ではなく前歯だけを希望する
・先に治療すべき虫歯や歯周病がある
歯並びの状態や、患者さんが望む治療内容によって必要な日数が変わります。
ご自身では判断し切れないことがあるので、十分に注意しておきましょう。
1-1. 矯正治療の期間は歯科医院によって異なる
結婚式までに矯正を行う治療プランは、基本的に短期間で行うイメージになります。
しかしホームページで提示されている期間は、歯科医院によって以下のように一定ではありません。
・一般的なワイヤーを使う表側治療なら6ヶ月
・目立たない舌側(裏側)治療なら1年
・治療計画によっては3ヶ月〜でも可能
このように、歯科医院によって矯正治療の期間は様々なのです。
多くの場合は、6ヶ月以上が目安とされていますが自己判断は禁物です。
きれいな歯並びで結婚式をと思う方は、早めに歯科医師と相談しましょう。
1-2 結婚式までの日数もポイント
まず、結婚式までは何日ほどあるでしょうか。
だいたい半年なのか、1年かそれ以上なのかによっても治療の進め方が異なります。
①すでに式の日程が決まっている
②まだ式の日程は決まっていない
①であれば当然、結婚式に合わせて矯正治療が可能なのか相談する必要があります。
一方で②は治療に合わせて結婚式を決められるので、必然的に選択肢が増えてくるのです。
多くの歯科医院は、6ヶ月あれば笑ったときの歯並びは整えられると表記しています。
ただし、あくまでも目安ですので気になった時点で早めに歯科医院へ問い合わせましょう。
2. 目立たない方法で矯正治療を行う
結婚式までの日程が十分な場合と、数ヶ月しかない場合では治療の選択肢や方法が異なります。
日程が十分であれば、一般的なワイヤー装置による矯正治療を行えます。
その一方で、例えば半年後に結婚式がある場合は、歯科医院によって行えるプランも異なります。
2-1. 短期間で行う様々な矯正治療プラン
結婚式のために限られた期間で矯正治療を行う場合、いくつかのパターンがあります。
・舌側(裏側)矯正で外さずに治療する
・目立たないマウスピース装置で治療する
・一時的に結婚式の前に矯正装置を外す
・結婚式のみに合わせて部分矯正を行う
このように結婚式までの期間が十分な方はもちろん、日程的に迫っている方でも式の当日に間に合わせる方法はたくさんあります。
もちろん結婚式までの日数はとても大切ですが、患者さんごとに治療の好みもあります。
一時的に装置を外すにしても、結婚式の日に歯並びが整っていなければ意味がありません。
いずれにしても矯正治療に慣れており、高い技術を持った歯科医師に依頼することが重要になります。
3. 結婚式のための矯正はいくら必要?
結婚式のために矯正治療をするために、期間はもちろんですが費用も気になるところです。
しかしこちらも治療プラン同様、一定の基準となる金額がありません。
これは矯正治療が病気の治療ではなく、自由診療のため歯科医院によって費用が異なるのです。
3-1. 歯科医院や行う矯正治療によって費用は変わる
例えば一般的なワイヤー装置による矯正治療は、50万円だったり100万円を超えたりと様々です。
中には一般的な矯正治療を行い、結婚式の前後のみ一時的に装置を外してくれる歯科医院もあります。
この場合は、結婚式に向けた短期的な治療ではなく、通常の矯正治療と同じ費用で行われます。
また、結婚式までの数カ月で前歯のみを整えてくれる歯科医院もあります。
すきっ歯で、前歯の数本しか希望しない場合などは短期間で間に合う可能性があります。
このように治療の内容によって費用が変わりますので、気になった際は歯科医院に相談しましょう。
4. きれいな歯並びで結婚式を挙げたい「まとめ」
結婚式までに行う矯正治療は、必要な期間や方法、費用まで様々です。
それは患者さんの歯並びの状態や程度、あるいは希望する治療方法によって決まるからです。
まずはかかりつけの歯科医院や、気になる医院へ早めの相談が大切になります。
最後になりますがひとつだけ注意点をお伝えします。
「結婚式までに矯正治療が間に合うはずがない」
結婚式までの日数が少ない場合、ご自身の歯を削って被せ物をするという選択をする方がいます。
この方法は、確かに綺麗な歯並びで結婚式を迎えられます。
しかし健康な歯を削ってしまうため、将来的に虫歯にかかりやすくなったり、土台が弱くなってしまったりとリスクもあるのです。
結婚式はとても大切ですが、ご自身の将来的な健康も踏まえて、歯科医師と相談して計画的に矯正治療を行いましょう。