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「叢生(歯のがたがた)」を「目立ちにくい装置」で治したい!

叢生(歯のがたがた)を治す矯正治療では、主にブラケットとワイヤーによる「ブラケット装置」が広く用いられています。ブラケット装置は応用範囲が広く、どのような歯並びの治療にも使用できるのが利点の1つですが、一方で「装置が目立つ」「違和感が強い」というデメリットを抱えています。とくに成人してから矯正治療をはじめる場合、“治療中の見栄えの悪さ”が治療のハードルを高くしてしまう要因の1つとなっているようです。

 

ただ近年は矯正治療も進化し、治療中でも装置が「目立ちにくい」ものが誕生しています。そこで今回は叢生を治す目立ちにくい装置について、その具体的な方法や費用、期間などを詳しくご紹介していきます。

1.叢生(そうせい)を治す「目立ちにくい装置」はこの4つ!

叢生は主に顎の大きさと歯の大きさのアンバランスから生じており、多くは顎が小さいことによるスペース不足がその原因になっています。わかりやすく説明すると、4人掛けのベンチに5、6人が無理矢理座っているような状態です。これを解消するには、ベンチ(顎)を大きくするか、もしくは座る人(歯)を減らすかのどちらかが必要ですが、大人の場合はベンチ(顎)を大きくするのは困難です。

 

そのため叢生の矯正治療では、多くのケースで抜歯をして歯を並べるためのスペースを確保していきます。具体的には第1小臼歯(前から4番目)または第2小臼歯(前から5番目)を抜歯し、その空いたスペースを利用してデコボコした歯並びを一列に並ぶよう整えていきます。

 

その際に使用する矯正装置に、近年は装着しても目立ちにくい装置がいくつか誕生しています。叢生の矯正治療でとくにおすすめなのは「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」「マウスピース矯正」「審美ブラケット」の4つの矯正装置です。

 

ではそれぞれの装置について、次項から詳しくご紹介していきましょう。

2.裏側矯正:目立ちにくさ★★★★

2-1.どんな治療?

従来は歯の表側に装着していたブラケットやワイヤーを、裏側矯正では歯の“裏側”にすべて装着して歯並びを治していきます。歯を動かす仕組みは従来の治療と変わらないため、基本的にどのような歯並びの治療にも対応できます。

2-2.費用の相場と治療期間

使用する装置が「既製品」か「オーダーメイド」かによって、費用が多少異なります。既製品の場合は100万円から150万円前後オーダーメイドの場合は130万円から170万円前後が費用の相場です。ちなみにこのサイトに加盟している医院では(WITH SMILE)80万円でご提供しています。また治療期間の目安は2~3年となります。

2-3.メリット・デメリット

裏側矯正の最大のメリットは表側からは装置が見えず、よほど口を大きく開けない限り人目に触れる心配がない点です。治療中の見た目をとくに重視したい人に、裏側矯正は最もおすすめの治療法といえるでしょう。裏側矯正にはほかにも「虫歯になりにくい」「前歯の歯並びが早く治る」といったメリットがあります。

 

一方で裏側に装着した装置は舌に触れやすく、会話や食事の際の違和感は強くなります。時間の経過とともにその違和感は和らぐものの、人によっては「話しにくい」「食事がしづらい」といった状態が長く続く場合があります。このようなストレスを少しでも軽減したい人は、自身の歯の形にあわせて装置を作る「オーダーメイドタイプ」がおすすめです。

 

裏側矯正のもう1つのデメリットは費用面です。裏側矯正では専用の装置(もしくはオーダーメイドの装置)にくわえ、治療には高い技術が要求されるため、他の治療法と比べ費用は高額になります。

3.ハーフリンガル矯正:目立ちにくさ★★★☆

3-1.どんな治療?

表側矯正と裏側矯正を組み合わせた治療法です。人目に触れやすい上の歯は裏側に、唇で隠れる下の歯は表側にブラケットとワイヤーを装着します。

3-2.費用の相場と治療期間

費用の相場は80万~130万円前後、期間の目安は2~3年です。

3-3.メリットとデメリット

ハーフリンガル矯正のメリットは、裏側矯正よりも費用が安く抑えられる点です。裏側矯正の費用面が気になる人は、ハーフリンガル矯正を選択してみるのも1つの方法でしょう。また舌への違和感が少ないため、裏側矯正と比べて食事や会話もしやすくなります。

 

デメリットとしては、裏側矯正よりは安くなるものの、他の治療法と比較すると費用は高くなる点が挙げられます。また見た目も裏側矯正よりやや劣ります。

4.マウスピース矯正:目立ちにくさ★★★☆

4-1.どんな治療

薄い透明のマウスピース(アライナー)を装着して歯並びを治す治療法です。歯の動きにあわせて複数枚のマウスピースを作製し、それらを1~2週間ごとに交換しながら理想的な歯並びに仕上げていきます。

4-2.費用の相場と治療期間

軽い叢生であれば70万~90万円前後、少し複雑な歯並びになると100万円前後の費用がかかります。

このサイトに加盟している医院では(WITH SMILE)60万円でご提供しています。

期間の目安は2~3年です。

4-3.メリットとデメリット

透明なマウスピースはつけていても目立たず、また厚さも0.5mm程度なので違和感もほとんどありません。さらにマウスピースは着脱が可能で、食事や歯磨きの際には外せるのもメリットです。

 

ただしマウスピースは1日20時間以上の装着が必要で、歯科医の指示通りに装着しないと治療が予定通りに進まなくなるため注意が必要です。またマウスピース矯正は治療できる症例が限られており、歯並びの状態よっては選択できないケースもあります。

 

5.審美ブラケット・ワイヤーを使った矯正:目立ちにくさ★★☆☆

5-1.どんな治療?

方法は従来の表側矯正と同じですが、透明なブラケットや白いワイヤーを用いることで装置全体を目立ちにくくします。応用範囲が広く、叢生のほかに出っ歯や受け口の治療にも対応できます。

 

5-2.費用の相場と治療期間

費用の相場は70万~100万円程度、期間の目安は2~3年です。

このサイトに加盟している医院では(WITH SMILE)60万円でご提供しています。

5-3.メリットとデメリット

他の治療法と比べ費用が安いため、コスト面を重視したい人にはおすすめです。ただ従来の表側矯正よりは目立ちにくいものの、装置自体は人目に触れるため「見た目」の面では他の治療法より劣ります。

6.前歯のちょっとしたデコボコなら「部分矯正」がおすすめ

奥歯の歯並びに問題がなく、前歯のちょっとしたデコボコが気になる場合は「部分矯正」を検討してみるのもよいでしょう。

 

部分矯正は前歯の歯並びのみに限定した治療法で、装置も前歯のみ(マウスピース矯正は全体)に装着して歯並びをしていきます。費用も全体矯正より安く、いずれの装置でも上記にご紹介した価格の1/6~1/2程度にまで抑えることができます。また治療期間も数カ月から1年以内と、全体矯正よりも短期間で歯並びを治すことが可能です。

 

ただ部分矯正では基本的に抜歯は行わず、前歯の両端をわずかに削る程度のスペースしか確保できないため、複雑な歯並びには不向きといえます。歯が少しねじれているケースや、前歯の一部だけ歯並びが悪いといったケースにおすすめの治療法です。

7.まとめ

叢生を目立たない装置で治す場合、「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」「マウスピース矯正」「審美ブラケットによる矯正」のいずれかから選択するのがおすすめです。ただ装置の“目立ちにくさ”と”費用“は比例するため、まずは治療にどの程度まで費用をかけられるかをよく検討してみましょう。

 

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